KeepAlivedを使ってみる① ~インストール
前回も書いた気がするのですが、結構手順がめちゃくちゃでついでに、ロードバランシングするものがないのに書いてしまったのでこんどは目的を持って再度書き直します。というわけで、今回は、たぶん王道でmysqlで、keepalivedを利用するってところを目標にします。mysqlのレプリケーションはご存知の通り結構簡単です。DB2なんかに比べ、作業手順に慣れてしまうとサクサクッといけてしまいますからね(実運用はそうもいかないです)。で、keepalivedを利用する目的としては、マスタ一台、スレーブ二台の構成で、スレーブは参照専用にしてその上にlvsをはさむと言った感じでしょうか?このサイトのmysqlもそうしたいところなのですが、wordpress自体でそんな設定ってたぶん行えないと思いますので、あくまでも導入検証ってレベルではあるのですが、もしこのページを参考にしてインストールされる方がおられましたら可能な限りでコピペで設定できるような構成にしたいなあ、と思っております。
- http://www.keepalived.org/download.html から1.1.X 系をダウンロード
# cd /usr/local/src/
wget http://www.keepalived.org/software/keepalived-1.1.20.tar.gz
tar zxvf keepalived-1.1.20.tar.gz
<li>open-ssl,kernel等、必要なものをあらかじめインストールしておきます
* 一旦ここで再起動 # shutdown -rf now * そのほかインストール # yum -y install ipvsadm # yum -y install openssl openssl-devel popt # yum -y insatall gcc```</li> <li>カーネルヘッダの最新版をダウンロードし現行のカーネルのバージョンに近いファイルをダウンロードし、所定の場所にコピーします
tar zxvf linux-2.6.18.8.tar.gz
cp -r /usr/local/src/linux-2.6.18.8/net/core /lib/modules/2.6.18-164.el5/build/net```
<li>keepalivedのコンパイルが正常に行われるか確認します。コンパイルが正常に通過するのであれば、ここでmakeは行わず、rpm化の作業を行います
# ./configure --with-kernel-dir=/usr/src/kernels/2.6.18-194.32.1.el5-x86_64 * こんな感じになりました Keepalived configuration ------------------------ Keepalived version : 1.1.20 Compiler : gcc Compiler flags : -g -O2 Extra Lib : -lpopt -lssl -lcrypto Use IPVS Framework : Yes IPVS sync daemon support : Yes Use VRRP Framework : Yes Use Debug flags : No```</li> <li>rpmを作成する
- ファイル所有者の変更(ここで変更しないと変なエラーがでます。
- エラー: 不正な所有者/グループ: /usr/local/src/keepalived-1.1.20/keepalived.spec)
chown root:root keepalived.spec
ll keepalived.spec
-rw-r--r-- 1 root root 5230 1月 21 21:44 keepalived.speccd /usr/local/src
cp keepalived-1.2.2.tar.gz /usr/src/redhat/SOURCES/
cd keepalived-1.2.2
make rpm
- 以下にRPMファイルが作成されました
書き込み完了: /usr/src/redhat/SRPMS/keepalived-1.1.20-5.src.rpm
書き込み完了: /usr/src/redhat/RPMS/x86_64/keepalived-1.1.20-5.x86_64.rpm
書き込み完了: /usr/src/redhat/RPMS/x86_64/keepalived-debuginfo-1.1.20-5.x86_64.rpm
</li> <li>rpm を利用して、keepalivedをインストール
# rpm -ivh /usr/src/redhat/RPMS/x86_64/keepalived-1.1.20-5.x86_64.rpm``` - 起動確認
keepalived を起動中: [ OK ]
- 自動起動をONにする
/sbin/chkconfig keepalived on```</li>
</ol>
以上でインストールは無事終了です。本当はkeepalived 1.2.XX系でやろうと思ったのですが、make の過程で、エラーが発生してしまい改善できなかったので。。すんません。次回は、keepalivedの設定について説明します