MariaDBにアカウントを設定しよう
mariaDBにアカウント設定しよう
前回こちらでMariaDBはインストールできたかと思います。この時点ではmariadbはデータベースもなければ、ユーザーIDもありません。内部的にrootというアカウントを持っておりますが、パスワードなしの状態で運用するのは危険なのでこのMariaDBに対して自由にログインできないように、接続時パスワードを設定する方法を記載していきます。ちなみにMySQLも全く同じ作業なので、MySQLをご利用の方は適宜置き換えてください
アカウントを設定するには?
アカウント設定するには、grant という構文を利用します。こちらrootアカウントでMariaDBのコンソール上から設定する必要があります。今から行う作業の要点を説明します
- アカウントは、root,sysadm,sysusr の3アカウントを設定する
- rootは、ローカルからしか接続できない
- sysadmは、リモートから接続できてかつ、ユーザーを生成することができる
- sysusr は、データの更新は行えるが、データベースを作ることや、テーブル自体の定義を操作することができない
って感じです。
以下の作業はmysqlのコンソール上から行ってください
mysql> --- set password for root@localhost=password('rootpasswd'); set password for root@127.0.0.1=password('rootpasswd'); delete from mysql.user where user != 'root'; grant all privileges on *.* to sysadm@"%" identified by 'sysadmpasswd' with grant option ; grant SELECT,INSERT,UPDATE,DELETE,FILE,EXECUTE,SHOW DATABASES,SHOW VIEW,CREATE TEMPORARY TABLES on *.* to sysusr@"%" IDENTIFIED BY 'sysusrpasswd'; flush privileges ;
設定が反映されたか確認してみよう
一度MySQLのコンソールからログアウトして、再度接続できるか確認してみます
mysql> --- exit ;
再度MySQLのコンソールに入る際にアカウント名とパスワードの入力が必須になります
こんな感じでログインします。
- sysadm ユーザーでログインする例
mysql -usysadm -p
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