CENTOS5.7にXEN SERVERをインストールする(ホストOS)
前まで、VMWAREのESXIだったのですが、ハードディスクがクラッシュしまった際、vmwareだと(知識がないので)ゲストOSを救いづらい状態に陥ったため、なんとなく、ファイルコピーでバックアップが済むようなハイパーバイザーをチョイスしました。CENTOS5がインストールされていることが前提での記載です。他のディストリビュージョンが動くかどうかは知りませんが、まあ大きく手順に違いはないのではないかと思っております。
以下インストール手順になります、はっきり言ってCENTOSさえインストールされているのであれば、即効で設定は完了します。
・XENのインストール
[root@sqxen02 ~]# yum install xen kernel-xen virt-manager
・GRUB.CONFの編集 XEN カーネルで起動するように設定、また、ここの環境だけかもしれませんが、Domain-0がメモリを食いつぶし、ゲストOSがまともに動かない状態になったことがあるので、512Mに固定しました
[root@sqxen02 ~]# cp /boot/grub/grub.conf /boot/grub/grub.conf.bak [root@sqxen02 ~]# vi /boot/grub/grub.conf [root@sqxen02 ~]# diff /boot/grub/grub.conf /boot/grub/grub.conf.bak 10c10 < default=0 --- > default=1 16c16 < kernel /xen.gz-2.6.18-274.18.1.el5 dom0_mem=512M --- > kernel /xen.gz-2.6.18-274.18.1.el5
・ドライバモジュールの設定
[root@sqxen02 ~]# cp /etc/modprobe.conf /etc/modprobe.conf.bak [root@sqxen02 ~]# vi /etc/modprobe.conf [root@sqxen02 ~]# diff /etc/modprobe.conf /etc/modprobe.conf.bak 7d6 < alias scsi_hostadapter xenblk
・カーネルの編集 xenカーネルでデフォルト起動するように設定します
[root@sqxen02 ~]# cp /etc/sysconfig/kernel /etc/sysconfig/kernel.bak [root@sqxen02 ~]# vi /etc/sysconfig/kernel [root@sqxen02 ~]# diff /etc/sysconfig/kernel /etc/sysconfig/kernel.bak 6c6 < DEFAULTKERNEL=kernel-xen --- > DEFAULTKERNEL=kernel
・上記までの設定が済みましたら、一旦OSを再起動します
[root@sqxen02 ~]# shutdown -rf now
・再起動完了後、XENが正常に起動しているか確認します
[root@sqxen02 ~]# xm list Name ID Mem(MiB) VCPUs State Time(s) Domain-0 0 512 1 r----- 45.8 [root@sqxen02 ~]# xm uptime Name ID Uptime Domain-0
・結果的にホストOSの環境がどうなるかも併せて確認します このマシンは、8GBメモリが搭載されております。でも、512MBしか表記されていないのがわかるかと思います。
[root@sqxen02 ~]# df -m Filesystem 1M-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/mapper/VolGroup00-LogVol00 895684 4169 845283 1% / /dev/hdb1 99 28 67 30% /boot tmpfs 256 0 256 0% /dev/shm none 256 1 256 1% /var/lib/xenstored [root@sqxen02 ~]# free -m total used free shared buffers cached Mem: 512 504 7 0 21 255 -/+ buffers/cache: 227 284 Swap: 9983 0 9983 [root@sqxen02 ~]# cat /etc/redhat-release CentOS release 5.7 (Final)
・おまけ ホストOSとしてだけ使うのも勿体ないので、httpdを入れて、ゲストOSのインストールはhttpインストールできる環境も作ってしまいましょう!
[root@sqxen02 shell]# yum -y install httpd [root@sqxen02 shell]# /etc/init.d/httpd start httpd を起動中: [ OK ] ※あとは、/var/www/html/ にディレクトリ名を付けた(例えばcentos)とかインストールCDを丸々コピーすればよろしいかと、そしてGUESTOSのインストールで以下のように指定すれば、httpインストールできます virt-install \ --paravirt \ --name=sqtmp02 \ --vcpus=1 \ --ram=512 \ --file=/var/lib/xen/images/sqtmp02.img \ --file-size=20 \ --location=http://192.168.0.98/centos \ --bridge=xenbr0 \ --nographics \ --nonsparse