Database JUNKY

MySQL,MariaDBを中心としたブログです

DpropR アプライサーバの構築方法

DpropR 構築方法 (アプライサーバ編)

環境

以下の構成を基に、操作説明をいたします。下記文中で、【1】および【2】と記載している箇所につきましては、おのおのの環境にて便宜的に置き換えてください。

キャプチャーサーバ 【1】

  • IPADDRESS 192.168.1.130
  • データベース名 PRJMGR
  • データベースコードページ UTF-8
  • インスタンスオーナー db2admin
  • その他 DBM CONFIGのLOGRETAINはrecoveryである必要があり。そうでない場合は、下記通り、DBMのパラメタの変更を行います。
    db2 update db cfg for prjmgr using LOGRETAIN recovery

アプライサーバ 【2】

  • IPADDRESS 192.168.60.225
  • データベース名 APPLYDB
  • データベースコードページ UTF-8
  • インスタンスオーナー db2admin

アプライサーバの構築

コントロールセンターでの設定

  • 【1】または【2】からコントロールセンターを起動し、レプリケーションセンターを起動してください。
    • 【2】のアプライヤサーバの、「パスワードおよび接続の管理」を登録します。
      Image4.jpg
    • 「パスワードおよび接続の管理」画面から「追加」をクリックします。
      Image5.jpg
    • 「サーバと接続方法の指定」画面から【2】を選択します。
      Image6.jpg
    • 上記にて設定した、【2】の情報の結果になります。
      Image7.jpg
    • 「サーバがあるシステムの指定」画面では、「直接サーバに接続」を選択し、「次へ」をクリックします。
      Image8.jpg
    • 入力内容を確認し、間違えがなければ「OK」ボタンをクリックします。
      Image9.jpg
    • 「すべてのサーバ・パスワードを保存」にチェックをいれ、「OK」ボタンをクリックします。
      Image10.jpg
    • 「定義-アプライコントロールサーバ」フォルダを右クリックし、「アプライコントロール表の作成 - カスタム」を選択してください。
      Image1.jpg
  • サーバの選択画面で、【2】を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
    Image2.jpg
  • アプライコントロール表の作成画面が表示されます。赤丸のついている箇所のとおりにし、「OK」ボタンをクリックします。(実運用で利用するのであれば、コンテナーは適切に設定しておうたほうがいいかもしれません)
    Image3.jpg
  • 以上で、GUI上での設定は終了です。
    Image11.jpg

コマンドラインからの設定

  • 【2】のサーバにインスタンスオーナーで接続し、ホーム配下にDpropRディレクトリを作成します。
    $ cd
    $ mkdir DpropR
    $ cd DpropR
  • 【2】のサーバにて【1】の空のパスワードファイルを生成します。
    $ asnpwd INIT
    2008-08-06-17.43.24.194503 ASN1981I  "Asnpwd" : "" : "Initial".  
    プログラムは、パスワード・ファイル 
    <varname outputclass="vartype=quotedString varnumber=3">  
    password_file_name</varname> を使用して正常に完了しました。
  • パスワードファイルが生成されているか確認します。
    $ ll
    合計 0
    -rw-r--r-- 1 db2admin db2iadm1 0  8月  6 17:43 asnpwd.aut
  • 【1】の接続情報をADDします。
    $ asnpwd ADD ALIAS 【1】 ID db2admin PASSWORD db2admin using /home/db2admin/DpropR/asnpwd.aut
    ASN1981I  "Asnpwd" : "" : "Initial".  プログラムは、
    パスワード・ファイル 
    <varname outputclass="vartype=quotedString varnumber=3">
    password_file_name</varname> を使用して正常に完了しました。
  • 【2】に【1】と同様の、テーブルを作成します。(これは例です)#ref(): File not found: "COMMON.EMPLOYEE.sql" at page "db2/DpropR_アプライサーバの構築"

(再び)コントロールセンターでの設定

  • キャプチャー対象のテーブルと、アプライするテーブルのマッピング設定を行います。当例では、キャプチャーサーバ内のCOMMON.EMPLOYEEをレプリケーションする例です。
    Image12.jpg
    • レプリケーションセンターから、「アプライコントロールサーバ-サブスクリプションセット-作成]を選択します。
      Image13.jpg
    • サブスクリプション設定の画面にて、下記とおり項目を入力します。
      Image14.jpg
    • 上記画面の入力例は、このようなルールです。
      • (例)セット名:SETAPLEMPLOYEE
        SET ・・ セット名接頭子 APL ・・ データベース名の省略名(APLLYDB = APL) EMPLOYEE ・・ テーブル名
  • ソース表からターゲット表のマッピング画面を開きます。こちらで「追加」ボタンをクリックします。
    Image15.jpg
  • ソース表【1】の検索画面が表示されますのでここで、EMPLOYEEを選択します。
    Image16.jpg
  • サブスクリプション設定に画面が戻ります。この行の中に、TGEMPLOYEEとう名前でエントリされておりますが、このTGXXの部分は消します。
    Image17.jpg
  • 上記にて、TGXXを消したのを確認しましたら、「変更」ボタンをクリックします。
    Image18.jpg
  • 対象の列タブが確認できます。
    Image19.jpg
  • ソースからターゲットへのマッピング画面が表示します。今回の例では、【1】のソース表および、【2】のターゲット表は同じテーブルなので、変更する必要はございません。(レプリケーションの基本のこの線でいったほうが後々管理しやすいです)
    Image20.jpg
  • レプリケーションを行う際、【2】および【1】に関してはユニークである必要がございます。(逆にいうとユニークなインデクスがないテーブルはレプリケーションは行えません)
    Image21.jpg
  • 「スケジュール」タブをクリックしますと、「相対タイミングの使用」という箇所がございます。デフォルトは20分です。
    Image22.jpg
  • 20分を、10分に変更します。これは、ソース表からターゲット表にレプリケーションする際のサイクルを表します。つまり10分に一回レプリケーション動作を行うということです。(※アプライヤの形態が常駐型の話です)
    Image23.jpg
  • 上記にて「OK」ボタンをクリックすると【2】のサーバ上に、定義情報を登録しにいきます。
    Image24.jpg

(再び)コマンドラインからの設定

  • 【2】のサーバにインスタンスオーナーで接続し、アプライヤを実行するための設定を行います。作業は、/home/db2admin/DpropRで行います。