Database JUNKY

MySQL,MariaDBを中心としたブログです

S3のコスト削減は、ストレージクラスの一括変更で!

S3のコストを下げよう!

利用していない、S3のデータ、そのまま保存しておいても課金されているのはご存知だと思います。もちろん、まったく使わないのであれば、削除しても構わないのですが、もしかしたら、いつか使うかも?とかいうケースって結構ありますよね?

ちなみに、S3に入っているデータを、とりあえず、別の環境にバックアップしておこう!なんて考えたりもすると思うのですが、ちょっとまってください。データ転送料というトラップがありますので、そう簡単にはいきません。

じゃあ、現在の設定は維持しつつ、ストレージの管理コストを下げましょうよってことで今回、s3 ストレージクラス変更の変更をしてみたいと思います。

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s3 ストレージクラスについて

おそらく、通常利用しているのが、標準ストレージというものだと思います。各ストレージクラスの料金は以下の通りとなっております、東京リージョンで計算しております

アジアパフィフィックのS3ストレージ料金

ストレージクラス コマンド表記 料金
標準ストレージ STANDARD 0.025USD/GB
低頻度アクセスストレージ STANDARD_IA 0.019USD/GB
Glacier ストレージ REDUCED_REDUNDANCY 0.005USD/GB

Glacier ストレージが圧倒的に安価なのがわかるかと思います。。。が。。Glacier ストレージは、データを取り出すのに、時間と手間がかかるため、たまに利用するかもしれないといったケースであれば、低頻度アクセスストレージが良いと思います。

この選択って、利用する状況によって変わって来ますが、頻繁に出し入れがある環境で、低頻度アクセスストレージに変更してしまうと、逆に標準ストレージよりコストがかかってしまう可能性が高いことに、注意してください。

既存のオブジェクトのストレージクラスを変更する

ちなみに、ストレージクラスの変更は、awsマネージメントコンソールで行うことができます。コマンドで一括変更する方法もあるみたいなのですが、なんかうまくいかなかったんですよね汗

ストレージクラスを変更する

ちょっと生贄の環境を作ってみました。

ストレージクラスが、スタンダートになっているのがわかるかと思います。今回、これを、低頻度アクセスストレージに変更したいと思います。

マネージメントコンソールから一括変更

バケットの中にあるオブジェクト単位で一括変更することが可能です、以降画面で説明します。

ストレージクラス変更前の状態

以下の通りファイルはスタンダートになっているのがわかるかと思います

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ストレージクラスを一括変更する

オブジェクトにチェックを入れてさらにを選択すると、ストレージクラスの変更という項目がアクティブになっております。こちらを選択します

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標準 -IA を選択

上記の表で書きました、低頻度アクセスストレージ | STANDARD_IAを選択しました、保存ボタンをクリックします

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確認画面

影響を受けるオブジェクトは全て貼り付けされますという謎の日本語は別として、変更ボタンをクリックします。作業はこれで終了です

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結果確認

標準 -IA に変わっているのが確認できたかと思います。

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これでコスト落ちてくれるかなーと期待しつつ、今回はここまでー!!