Linkstation LS-CHLシリーズを、SSH接続できるようにする
ずっと買うか買わないか迷っていましたが、結果的に買いました。
http://buffalo.jp/products/catalog/storage/ls-chl/
[caption id="" align="alignleft" width="165" caption="LS-CHL"][/caption]
[インターフェース(LANポート)] | |
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インターフェース | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T |
伝送速度(規格値) | 1000Mbps/100Mbps/10Mbps |
伝送路符号化方式 | 8B1Q4,PAM5(1000BASE-T)、4B5B,MLT-3(100BASE-TX)、マンチェスターコーディング(10BASE-T) |
ポート数 | 1ポート(AUTO-MDIX対応) |
コネクター形状 | RJ-45型 8極 |
適合ケーブル | 1000BASE-T(エンハンストカテゴリー5 4対UTP)、100BASE-TX(カテゴリー5 2,4UTP)、10BASE-T(カテゴリー3,4,5 2,4対UTP) |
伝送距離 | 100m |
対応プロトコル | TCP/IP |
[インターフェース(USBポート)] ※パソコンの接続には使用できません。接続可能なUSB用機器の詳細はこちら | |
インターフェース | USB2.0 / 1.1 |
コネクター | USB Aコネクター×1ポート |
データ転送速度(規格値) | USB2.0:最大480Mbps USB1.1:最大12Mbps |
[その他] | |
電源 | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | 平均:約17W、最大:24W |
エネルギー消費効率 | LS-CH500L:b区分 0.034 LS-CH1.0TL:b区分 0.017 LS-CH1.5TL:c区分 0.0113 |
外形寸法 | W45×H175×D156mm (突起部含まず) |
重量 | 約1.1kg |
動作環境 | 温度5~35℃、湿度20~80%(結露なきこと) |
購入の決め手は、価格が市場での安いこと(15000円くらいで1TB)と、なんといっても、Linuxがベースになっているといううわさなところです。 1TBのハードディスクがついて、且つ、NASだったら、お買い得でしょ? ・・でNASとしての機能は、電源入れたらはい終了みたいな感じで、良い意味でつまらなかったので、このNASに対して、SSHで接続できるように ならないか色々調べました。
意外とあっさりできました。
簡単に手順を書きます、
- まず、telnetで接続できるようにする。 通常の状態ですと、sshはおろか、telnetでも接続することができません。接続が弾かれてしまいます。まあ、当たり前ですね。そういう製品じゃないのですから・・。 まず、色々調べた結果、telnetで接続できるようにするためには、acp_commander.jarというアプリを使うようです。 http://downloads.buffalo.nas-central.org/TOOLS/ALL_LS_KB_ARM9/ACP_COMMANDER/ からダウンロードしてください。 javaアプリです。普通のJDKが入っている環境であれば、Windowsでも動きますのでダウンロードしたファイルを任意のフォルダに保存しておきます。
- telnetの穴を開ける 穴を開けるってちょっと言い方悪いですが、acp_commander.jarを使いwindowsのコマンドプロンプトから以下のようなコマンドで実行します。 細かい内容は調べていないのですが、ようは、telnetdを起動して、rootのパスワードを、一旦クリアするんだと思います。 ※192.168.XXX.XXXは、ご自身のリンクステーションのIPアドレスを入れてくださいな。 C:\>java -jar c:\acp_commander.jar -t 192.168.XXX.XXX -o ACP_commander out of the nas-central.org (linkstationwiki.net) project. Used to send ACP-commands to Buffalo linkstation(R) LS-PRO. WARNING: This is experimental software that might brick your linkstation! Using random connID value = 3C1235661989 Using target: nasnas/192.168.XXX.XXX Starting authentication procedure... Sending Discover packet... Found: anko (/192.168.0.103) LS-CHL(YURYAKU) (ID=00018) mac: 00:24:A5:00 :9E:B5 Firmware= 1.100 Key=5F160F8C Trying to authenticate EnOneCmd... ACP_STATE_OK start telnetd... OK (ACP_STATE_OK) Reset root pwd... Password changed.
- 上記2で作業はもう終わりです。この時点でtelnet接続できるようになります。 ちなみに、rootのパスワードはクリアされておりますので、ログインしたらパスワードを変更したほうが良いと思います。
- sshを起動する。 上記3でtelnet接続しましたら、viを利用して以下のファイルを編集します。 # vi /etc/init.d/rcS
- ファイルが開かれましたら、最後の行に以下のコマンドを追加して保存して終了してください。 /usr/local/sbin/sshd
- 以上でおしまいです、あとは、リンクステーションを再起動したあと、sshで接続できるかどうか試すだけです。これで接続できるようになれば、あとは通常のlinuxと同じなので説明は割愛します。 ちなみに、この作業を行って失敗したとしてもメーカはなんも保障しませんのでご注意を、ついでここに書いたこともまったくの無保証です。 root@linkstation:/# ls -l drwxr-xr-x 2 root root 4096 May 7 2009 bin drwxr-xr-x 3 root root 4096 Nov 10 18:26 boot drwxr-xr-x 2 root root 35 May 7 2009 debugtool drwxr-xr-x 6 root root 8192 Nov 10 18:26 dev drwxr-xr-x 25 root root 4096 Nov 10 18:26 etc drwxrwxrwx 4 root root 30 May 7 2009 home drwxr-xr-x 2 root root 6 May 7 2009 initrd drwxr-xr-x 4 root root 4096 Jun 11 13:56 lib lrwxrwxrwx 1 root root 15 Jun 11 13:57 lighttpd.webui -> /lighttpd.webui drwxrwxrwx 11 root root 138 Nov 10 18:26 mnt drwxr-xr-x 3 root root 19 Nov 10 18:26 modules dr-xr-xr-x 70 root root 0 Jan 1 1970 proc drwxr-xr-x 3 root root 19 May 7 2009 root drwxr-xr-x 2 root root 4096 Nov 10 18:26 sbin drwxr-xr-x 2 root root 6 Oct 20 2008 share drwxr-xr-x 10 root root 0 Jan 1 1970 sys lrwxrwxrwx 1 root root 8 Nov 10 18:26 tmp -> /mnt/ram drwxr-xr-x 11 root root 109 May 7 2009 usr drwxr-xr-x 11 root root 131 Nov 10 18:26 var drwxrwxrwx 6 root root 75 May 7 2009 www
色々遊べそうです。