CENTOS5系でのDB2express-c 8.2 GUIインストール手順
現行で出回っている、IBMのDB2はバージョンの9.7かと思います。新しいもの好きな僕には出たらすぐ入れたいという気持ちもあるのですが、9.7と8.2のexpress editionの違いで、個人的に大きいのが、利用可能メモリの制約なのです。
DB2 8.2 express editionのメモリ制約は、MAX 4GBまで、かたや、DB2 v9.7 Express edtionの制約は、2GBまでです。フリー版使うということ、これは、ぶっ壊れても何も保障は効かない(あたりまえ)なのでそう思ったら、メモリの上限は、少しでも高い方を入れたい。そこで
Centos5 に旧バージョンであるdb2 Express-c 8.2 をGUIインストールする手順を以下に記載します。あえて、CENTOS5という形で話を絞った理由は、そもそも、DB2 8.2 Expressは、REDHAT 4ベースで構成されているため、REDHAT 5系は考慮されていないのです。なので以下の手順jは無理やりです。
尚、以下の操作は、全てX-Window(gnome)から行ってください。
- gccのインストール
yum -y install gcc
- ファイルの解凍をします。
tar zxvf db2exc_LNX_26x86.tar.gz
- ディレクトリの移動
cd db2exc_LNX_26x86/
- GUIセットアップを行う場合、以下のライブラリが必要なので、インストールします。
yum -y install xorg-x11-deprecated-libs
セットアップを行います。CENTOSのデフォルトのコードロケールは、UTF-8のため、setupのオプションが通常と違いますのでご注意を。
LANG=ja_JP.UTF-8 ./db2setup (注)インストーラーが文字化けする
SUSE でExpress-C を導入する場合、インストーラーの文字が化けるという例が報告されています。回避策としては、LANG=C ./db2setup というようにLANG をC や”(空文字列)に設定してdb2setup を起動する事で英語表記になり、文字化けが回避できます。 ただしLANG を日本語以外に設定して導入する際に「標準」を選択すると日本語メッセージが導入されなくなるので「カスタム」で導入し、日本語メッセージを含めるようにする事を推奨します。(日本語メッセージが導入されていなくても、メッセージが英語になるだけで日本語のデータをDB 上で扱う事はできます)DB2 UDB for Linuxでは、インストール時に/opt/IBMJava2-141以下にIBM JDK 1.4.1が導入されます。この際、日本語フォントをコピーし忘れる場合があります。その場合はCDの/db2/linux/java/jre/lib/fonts/ディレクトリーから、mtsansdj.ttfとtnrwt_j.ttf を手動で/opt/IBMJava2-141/jre/lib/fonts/以下にコピーしてください。※mtsansdj.ttf, tnrwt_j.ttfは、内包のディレクトリには入っておりませんでした。これ・・どこからも落とせないね・・どうすんだろ?
8.2のインストールで、JAVAがインストールされない可能性があるのであらかじめ、インストールしておいたほうがいいかもしれません。 RPMは上記解凍したディレクトリ内の、db2exc_LNX_26x86/db2/linux26/Java-1.4にあります。
rpm -ivh IBMJava2-SDK-1.4.2-1.0.i386.rpm
です。
ちなみに、DB2 Express-c 8.2は、どこのサイトにもありません(IBM のサイトにもありません)、どうしてもほしい場合、日経Linuxの 2006年5月号のDVDに入っていますので がんばってバックナンバーを買ってください。(amazonとかで売っているかもよ?)